カリスト・サンチェス of フラメンコ百科事典-歴代フラメンコ歌手

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このコーナーでは、歴代のフラメンコ歌手の中でも
フラメンコの発展に寄与したり、それぞれの時代を代表した
特に重要と思われるフラメンコ歌手をご紹介します。

カリスト・サンチェス  1947年生まれ

私の最後のカンテの師匠カリスト・サンチェス
(Calixto Sanchez Marin)をご紹介しましょう。

カリスト・サンチェスは、1947年
セビージャ県のマイレーナ・デ・アルコールで生まれました。

現在、マドリッドの大きなホールでもコンサートを行う、
多くの曲種に精通し、フラメンコの歴史などにも詳しい、人気の高いフラメンコ歌手です。

ご紹介するカンテは、マラゲーニャ、
ギターはナランヒートとも長年組んでいたマノロ・フランコです。


カリストは、素晴らしいフラメンコ歌手あると同時に、
実は、いくつかの別の顔も持っているんです。

たとえば、へレスを訪れる日本人フラメンコ練習生たちが、
必ず行く場所、あのフラメンコ博物館の創設者の1人、初代館長でもあります。

カリストは、フラメンコ歌手はただ歌うだけでなく、
様々なフラメンコの知識を持つことや、
長くよい状態で歌い続けられるための肉体訓練や、声のメンテナンスも重要と考え、
セビリアのフラメンコ芸術学院で多くのプロのフラメンコ歌手、
及び練習生に指導を行いました。

フラメンコ芸術学院を去った現在も、短期講習会などでの指導を続けています。


また、自身の歌うカンテの歌詞のほとんどを自分で作詞するほか、
カンテの作詞家を育てるべく、作詞コンクールも開催しています。


私の師匠であるからなのはもちろんなのですが、
カリストが何よりもフラメンコ全体の将来を考え、
実際に形にしている姿は、とても素晴らしいと思います。

私の日本での活動の目標でもあるんです。

2014年6月20日筆 Naranjita



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