ミュージシャンの為のフラメンコ百科事典

Diccionario Flamenco para los musicos
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更新日 2008-11-25 | 作成日 2008-01-06

フラメンコ百科事典へようこそ。当サイトはフラメンコの様々な情報を通して、もっとフラメンコを好きになって頂ければいいなと思って作っています。
ゆっくり遊んでいって下さい。

フラメンコ用語

フラメンコでは、基本的に一般のスペイン語を使い、専門のフラメンコ用語というのはありません。

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フラメンコでは、独特の用語を使うように思われるかもしれませんが、
本場スペインではプロのアーティストも一般のスペイン語を使って説明していて、
特にフラメンコ専用の用語というものはありません。
ただ、スペイン語は、日本語に比べると単語の数が少なく、
ひとつの単語をいろいろな意味に使いまわすので、
私たちから見ると、誤解も起きやすいでしょう。
勘違いしないコツは、フラメンコ用語らしいスペイン語が出てきたら、
普通の西和辞典を使って確認することですね。

フラメンコリズム用語

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1) リブレ

フラメンコの魅力はリズムだとおっしゃる方も多いと思います。
激しいブレリアやのりのりのタンゴも魅力的ですが、リブレと言われる、拍子のはっきりしない歌もまた大きな魅力のひとつです。

リブレは辞書で引くと、日本語では自由、つまり英語のフリーと同じ意味をもつと書いてあります。では、一体何がフリーなのでしょうか?リズムがまったく自由だということなのでしょうか?

スペインのフラメンコの本にも、長いあいだ、リブレの歌は拍子がなく、拍は全くの自由であると書かれていました。でも、実は歌っている本人にはしっかり拍子の概念があり、拍もちゃんと意識して歌っていたのです。以前は、アーティスト自身は、なかなか本を書くような学者サイドとは付き合いがなかったので、このような誤解が生まれてしまったのでしょう。
最近では、歌い手自信が学者に直接発言する機会も増え、リブレという言葉の概念も、やっと正しく伝わるようになってきました。

では、その正しい ”リズムがリブレ” の意味をご紹介しましょう。
それは、拍子の概念がない、という意味での拍子の自由、つまり、リブレではなくて、拍子の概念はあり、ちゃんと拍を数えることもできるけれども、その1拍1拍の長さが自由という意味でのリブレということなんです。

一般に音楽は、最初にある一定の速さ、たとえば♩=60で始めたら、多少のリタルダントなどがあっても、各1拍づつの音符の長さはほぼ1秒ずつになるものですが、このフラメンコのリブレの場合は、最初の1拍が1秒、次が0.5秒、次が10秒などどいうこともありえ、各拍の長さが大きく変わることが特徴なんです。
リブレで歌われる歌の、本来のリズムは、ファンダンゴやシギリージャが主で、曲種としては、ファンダンゴ系で言うと、マラゲーニャやグラナイーナ、シギリージャ系では、トナーやデブラなどがあります。
また、各曲のどの拍を長くするか短くするかは、ある程度決まっていますが、歌い手の裁量に任されている部分もかなり大きく、その為にも、リブレの歌は、かなり歌唱力を要求される歌と言えるでしょう。

また、ソレアやアレグリアスのような、一般にリブレで歌われることがない歌でも、オープニングの部分だけリブレにしたりして変化を付けることは20年ほど前から流行し、現在では定番の演出方法となっています。