
2) パロ(曲種)とは? Vol.1
フラメンコに興味を持った人すべてを悩ませるのが、このパロ(曲種)という概念ではないでしょうか。フラメンコ以外のジャンルの音楽には、このパロ(曲種)という概念はまったくないので、色々と誤解が生じてしまっているようです。
この独特の、そしてとてもフラメンコらしいパロ(曲種)という概念を、ご説明いたしましょう。まず、お願いしたいのは、今までに持っている、曲を分類するという概念を一度すべて忘れて下さい。そして、まったく新しい考え方を受け入れて頂きたいのです。
では、早速、この珍しい概念をお楽しみください。
フラメンコには、約60ほどのパロ(曲種)があります。
約60としたのは、フラメンコ学者によってその数にばらつきがあるからです。
その60ほどもあるフラメンコの各パロ(曲種)は、それぞれ、いくつかの歌のメロディの集合体で出来ています。
パロ(曲種)によっては、たくさんの歌のメロディを有するものもあれば、たった一つの歌のメロディで出来ているものもあります。
パロ(曲種)を形成するそれぞれの歌のメロディには、決まった歌詞はなく、歌い手は好きな歌詞をつけて、それぞれのメロディを歌います。
また、パロ(曲種)のそれぞれのメロディを歌う時、よく使うリズムというものはあっても、このリズムでなくてはならない、というものもないんです。
ここまでの説明で、フラメンコの曲種の概念は、数多くある音楽ジャンルの中でも、かなり特殊である事にお気づきかと思います。
実は、このパロ(曲種)という概念を理解するには、その要素となっている、歌のメロディに着目することが必要となるのです。
次回は、この<フラメンコの歌のメロディ>というものを
ご紹介したいと思います。
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