このコーナーでは、フラメンコの用語をご紹介します。
日本では、様々な音楽ジャンルに、専門の用語があるせいか、
フラメンコでは、独特の用語を使うように思われるかもしれません。
でも、本場スペインではプロのアーティストも一般のスペイン語を使って説明していて、
特にフラメンコ専用の用語というものはありません。
ただ、スペイン語は、日本語に比べると単語の数が少なく、
ひとつの単語をいろいろな意味に使いまわすので、
私たちから見ると、誤解も起きやすいでしょう。
勘違いしないコツは、フラメンコ用語らしいスペイン語が出てきたら、
普通の西和辞典を使って確認することですね。
日本で使われているフラメンコ用語って?
日本のフラメンコ教室では、たくさんのスペイン語が使われています。
ギター教室、踊りの教室、それぞれに音楽用語、ダンス用語などを含め、
レッスンの説明にスペイン語をフラメンコ用語として使っている場合が多いようです。
ギター教室の場合は、フラメンコ専門の用語というより、
スパニッシュギターの用語、つまりクラシックギターの音楽用語が、
フラメンコの踊りの教室では、一般のスペイン語をそのまま、
または、ダンス用語、ギター用語を使うこともあるようです。
ただ、日本国内のすぺてのフラメンコ教室が、同じ用語を使っているわけではなく、
同じ用語でも教室によって違う意味に使われていることもあって、
他教室の方と話しをする場合、混乱してしまうこともあるようです。
フラメンコ用語 最新の更新はこちら 2014年7月2日アップ
13) カンテ・アトラス
カンテ・アトラスとは、直訳すると後ろのカンテ。
つまり、踊りバックのカンテのことです。
普通にカンテと言った場合、踊りの無い、
フラメンコ用語
1) フラメンコ
まず最初に、一番大事な言葉、フラメンコをご紹介しなければならないでしょう。
西和辞典でフラメンコ(flamenco)と引くと、いろいろな意味が載っています。
たとえば、動物園にいるピンクの鳥フラミンゴも、、、
2)~4) パロ(曲種)とは? Vol.1、2,3
フラメンコに興味を持った人すべてを悩ませるのが、このパロ(曲種)という概念ではないでしょうか。フラメンコ以外のジャンルの音楽には、このパロ(曲種)という概念はまったくないので、色々と誤解が生じて、、、、
5) リブレとは?
フラメンコの魅力はリズムだとおっしゃる方も多いと思います。
激しいブレリアやのりのりのタンゴも魅力的ですが、
リブレと言われる、拍子のはっきりしない歌も、、、
6) リッモとは?
スペイン語でリズムの事です。
フラメンコでは、リズムの事をコンパスと言うと思っている方もいるのですが、
7) タパオ
タパオ、または、単にタパと呼ばれるのですが、
これは、ギターの奏法のミュートのこと、、、
8) カンタオール
フラメンコでは、歌手の事をカンタオールと言います。
スペイン語では、一般に歌手はカンタンテと言うので、
9) サリーダ
サリーダは、直訳すると出口という意味です。
音楽として使う場合は、曲の導入部という意味で使います。また、、、
10) リリカ
リリカとは、スペイン語で一般に詩や歌詞を指します。
フラメンコの歌詞もリリカと呼ぶのが、、、
11) ヌメロ
フラメンコの曲種のことをパロと呼びますが、
ヌメロと混同されることも多いよう、、、
12) フラメンコ化
フラメンコ用語の中でも、
フラメンコの本質を表す大事は言葉(概念)を、、、
2014年7月20日筆 Naranjita