このコーナーでは、フラメンコの用語をご紹介します。
日本では、様々な音楽ジャンルに、専門の用語があるせいか、
フラメンコでは、独特の用語を使うように思われるかもしれません。
でも、本場スペインではプロのアーティストも一般のスペイン語を使って説明していて、
特にフラメンコ専用の用語というものはありません。
ただ、スペイン語は、日本語に比べると単語の数が少なく、
ひとつの単語をいろいろな意味に使いまわすので、
私たちから見ると、誤解も起きやすいでしょう。
勘違いしないコツは、フラメンコ用語らしいスペイン語が出てきたら、
普通の西和辞典を使って確認することですね。
フラメンコ音楽用語 11)ヌメロ NUMERO
11) ヌメロ
フラメンコの曲種のことをパロと呼びますが、
(詳しくはパロの項を参照してください。)
ヌメロと混同されることも多いようです。
ヌメロは、直訳すると番号。
英語で言うナンバーに当たります。
音楽での意味も英語のナンバーと一緒で、演目のこと。
フラメンコでのヌメロも同じ意味で使いますから、
今日は5つのヌメロがある、といえば、
演目が5曲だと意味になります。
つまり、演目が、
アレグリアス、ソレア、ティエント、アレグリアス、ソレアの場合、
今日のヌメロは5つ、パロは3種類ですね。
2014年7月4日筆 Naranjita