ミラブラ of フラメンコ百科事典-データベース

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このコーナーでは、フラメンコのパロ(曲種)についてご説明します。

意外と思われるかもしれませんが、ある曲があるとき、
その曲がフラメンコかどうかを決めるポイントは、実はメロディなんです。
フラメンコは各パロ(曲種)ごとに決まったメロディがあって、
パロ(曲種)によっては、ひとつのパロ(曲種)に複数のメロディがあることもあります。
それらのメロディが全部集まって、フラメンコを作っています。
フラメンコには譜面もないので、パロ(曲種)の分類はあくまでも耳だけが頼り。
フラメンコ好きを自負される方にも、パロ(曲種)の分類はかなり難しいことです。

パロの詳しい定義はこちら

フラメンコでは、いくつかのパロ(曲種)を集めたグループ単位で、
パロの勉強をすることが一般的ですので、グループに分けてご紹介します。

(尚、当サイトのグループへの分類方法はカンテ・デ・ナランヒータのオリジナルです。)
(グループ全体の説明から、各パロの説明へと読み進めると理解しやすいようになっています。)

第1グループ  カンティーニャス系 

LinkIconカンティーニャス系全体の説明はこちら

ミラブラ 

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カンティーニャス系の曲の中で、
残念ながら、
現在ではほとんど歌われなくなってしまったのが、
このミラブラでしょう。

ミラブラは、カンティーニャスのグループの中でも比較的古いカンテで、
今から100年近く前には、もうフラメンコ歌手が歌うようになり、
独特の繰り返しの部分が、人気の秘密だったようです。


同じカンティーニャス系のアレグリアスには、
たくさんのメロディのバリエーションがありますが、
ミラブラには残念ながら、ひとつのメロディしか存在しません。
現在、ミラブラをひとつの演目として歌う事はほとんどなくなりましたが、
踊りのバックでは、ミラブラの一部を歌うことはあるので、
それと知らずに聞いている場合もあるかもしれません。

尚、生まれた場所は、南スペインのカディスの、
サンルーカル・デ・バラメーダという港町だと言われています。

ミラブラを歌う場合、普通、リズムは ”アレグリアス・ソレア” を使いますが、
”ブレリア” のリズムが使われていたこともありました。

また、踊りのバックで歌う場合は、
現在も ”ブレリア” のリズムを使う事が多いようです。

ミラブラで代表的な歌手 アントニオ・チャコン


LinkIconアレグリアス・ソレアのリズムへ

LinkIconブレリアのリズムへ



2012年2月27日筆 Naranjita