タランタ of フラメンコ百科事典-データベース

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このコーナーでは、フラメンコのパロ(曲種)についてご説明します。

意外と思われるかもしれませんが、ある曲があるとき、
その曲がフラメンコかどうかを決めるポイントは、実はメロディなんです。
フラメンコは各パロ(曲種)ごとに決まったメロディがあって、
パロ(曲種)によっては、ひとつのパロ(曲種)に複数のメロディがあることもあります。
それらのメロディが全部集まって、フラメンコを作っています。
フラメンコには譜面もないので、パロ(曲種)の分類はあくまでも耳だけが頼り。
フラメンコ好きを自負される方にも、パロ(曲種)の分類はかなり難しいことです。

パロの詳しい定義はこちら

フラメンコでは、いくつかのパロ(曲種)を集めたグループ単位で、
パロの勉強をすることが一般的ですので、グループに分けてご紹介します。

(尚、当サイトのグループへの分類方法はカンテ・デ・ナランヒータのオリジナルです。)
(グループ全体の説明から、各パロの説明へと読み進めると理解しやすいようになっています。)

第8グループ  レバンテ系 

LinkIconレバンテ系全体の説明はこちら

タランタ 

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タランタ

タランタは、このレバンテ系のカンテの
中核を担う歌です。

レバンテ系のカンテの中でも、
特にメロディが複雑で、
1フレーズがかなり長い事が特徴です。


もともとは、
レバンテ地方のハエン、リナーレスなどの街の
民謡がもとになって生まれた歌と言われています。

炭鉱での暮らしをテーマとした歌詞が多いのも、
このカンテの生まれたいきさつを考えるとうなずけるでしょう。


レバンテ地方には、もともと多くの民謡が存在し、
そこに、炭鉱で働く人たちが持ち込んだふるさとの歌が、
絶妙に影響して、より複雑で美しいメロディが生まれました。


タランタは、
同じレバンテ系のカンテのタラントとよく混同されるのですが、
簡単に言うと、タラントとはメロディが異なります。

曲種(パロ)の説明でも繰り返し説明している通り、
曲種が違うということは、基本的にメロディ違うということ。

最初は違いが聞き取りにくいかもしれませんが、
この2つの曲種に絞って繰り返し聞けば、
メロディのあきらかな違いに気が付くことでしょう。

リズムはファンダンゴをベースにしたリブレです。


タランタで代表的な歌手 カルメン・リナーレス


LinkIconファンダンゴのリズムへ
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2012年9月25日筆 Naranjita