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パロ(曲種)
シギリージャ系


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2)フラメンコのパロ(曲種)

☆シギリージャ系



フラメンコが始まったのは、今から100年と少し前のこと。

今では、50ほどの曲種があるフラメンコですが、最初の頃はレパートリーもほんの少しだったようです。


シギリージャは、そんなフラメンコのレパートリーの中でも特に古い歌で、フラメンコの最初のコンサートと言われている1880年代のシルベリオ・フランコネッティのコンサートでも、歌われたほど。

コンサートが行われた場所は、南スペインのカディス県の街、シェリー酒や馬術学校でも有名なへレスの劇場でしたが、歌手のシルベリオ・フランコネッティはイタリア人の血をひき、当時はアンダルシア州の首都、へレスから車で1時間ほどのセビリアに住んでいました。

シギリージャは、フラメンコの中でも特にメロディの数が多く、その数は学者によっても見解が分かれているのですが、約30種類ほどがあります。

また、シギリージャは、グループ1カンティーニャス系のアレグリアス・デ・カディスや、グループ2ソレア系のソレア・デ・トリアーナのように、街の名前がついているのではなく、シギリージャ・デ・カガンチョや、シギリージャ・デ・トマ・エル・ニトリのように、フラメンコ歌手の名前がついていることが多いのもその特徴です。


独特のドラマチックなメロディライン、可変でスローなリズム、感情を爆発させるような歌い方で、かなり難易度の高い歌であると日本では思われているようです。

しかし、本国のスペインでは、かなり基本的なレパートリーと言う認識が強いので、初心者クラスでも必ず取り上げられています。

そしてフラメンコの踊りの舞台でも、シギリージャはとてもよく取り上げられる演目で、1回の公演の中でもメインの曲として踊られることが多く、踊りの構成にもよりますが、だいたい1曲で20分以上になることが一般的です。



このシギリージャのグループに含まれるカンテは、
シギリージャ、セラーナ、リビアーナそしてカバレです。


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リビアーナの解説へ

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