ミュージシャンの為の
★フラメンコ★
百科事典
データベース
パロ(曲種)
ソレア系
ソレア


フラメンコデータベースのコーナーです。


2)フラメンコのパロ(曲種)

☆ソレア系

ソレア


ソレア系のカンテの代表がこのソレア。

複数形にしてソレアレスと呼ばれる事もあるパロですが、アンダルシア地方の訛りで発音するとソレアとなるので、スペインでは一般にソレアと呼ばれています。

物悲しいメロディと、ゆっくりとしたリズム、心にしみる歌詞、それらが相まって多くのフラメンコファンを惹きつけ続けています。

ただ、一口にソレアと言っても、かなりたくさんのメロディがあるので、混乱する方も多いようです。

メロディの数は、学者によっても数え方が違うのですが、現在、ソレアと呼ばれるものが全部で約30以上もあるんです。

複数のCDを揃えて、いろいろな歌手のソレアを聞こうとすると、CDごとに全く違うメロディが入っていて、どれがソレアなのかわからなくなるのは、その為です。
その30以上もあるメロディは、いくつかの小さいグループにわけられています。


グループの名前にそれぞれのメロディが生まれた故郷の名前がついているものには、以下があります。

ソレア・デ・カディス
(南スペインの古くからある貿易港街)

ソレア・デ・へレス
(カディスから山に入ったところにあるシェリー酒の町)

ソレア・デ・ウトレラ
(南スペインのアンダルシア州、州都セビリアから車で30分ほどの町)

ソレア・デ・トリアーナ
(昔スペインの首都でもあったセビリアの街の中の川辺の地区)

ソレア・デ・アルカラ
(セビリアに首都があったころ、王家の別宅があった山間の村)

ソレア・デ・コルドバ
(世界遺産の大教会メスキータでも知られる南スペインの古都)


また、曲の特徴から、名前がついたグループとして、

ソレア・アポラ
(同じソレア系のカンテのポロの影響をうけていると言われる曲)

ソレア・ペテネーラ
(美しいメロディで知られるペテネーラの影響を受けているカンテ)

があります。


尚、これらのグループの分け方は、フラメンコ学者によっても多少違いがあり、現在も、多くのフラメンコ学者がソレアに関する研究を進めています。


尚、ソレアは現在はアレグリアス・ソレアのリズムを使って歌われる事が多いのですが、以前(70年ほど前)は、ファンダンゴのリズムを使って歌われていました。

また、1980年ごろには、ゆっくりとしたブレリアのリズムで歌われていた事があります。

現在も、速いブレリアのリズムに乗せてリズミカルに歌われることもよくあります。



また、ソレアは、踊りの公演にはかかせないパロのひとつでしょう。

フラメンコでは、踊りの振り付けの構成に、とくに決まったものはありませんが、このソレアは、とくに自由度が高くなっています。

リズムも、アレグリアス・ソレアのリズムとブレリアのリズムを何度も行ったり来たりしたり、スピードも自在に変化できるので、踊り手の振り付けの能力を存分に見せつけることができるでしょう。

ソレアの数多くあるメロディの中で、とくに踊りの公演で多く使われるのは、ソレアの中でも一番リズムがわかりやすいソレア・デ・カディスです。


ソレアで代表的な歌手 アントニオ・マイレーナ


ソレアアレグリアスのリズム解説へ

ブレリアのリズム解説へ

ファンダンゴのリズム解説へ


ソレア系のトップへ


フラメンコデータベースの他のコンテンツへ


1)フラメンコのリズム一覧
3)フラメンコ用語
4)フラメンコの歌詞



更新履歴
当サイトについて
ご質問はこちらから


サイトトップに戻る



当サイトはフラメンコの
カンテと理論の教室
カンテ・テ・゙ナランヒータが
運営しています。
カンテ・テ・゙ナランヒータのHPへ